人事労務管理、どうする?
人事労務管理をしなければならない立場になって
しまい、考えてもいなかったことなので、どうした
らいいのか全く分からず困っています。
そんなあなたにとって、人事労務フリーが大いな
る助け手となってくれることでしょう。
それではご一緒にみて行きましょう。
【どうしたらいいの? 人事労務管理】
あなたは人事労務管理を担当された事があります
か? この業務は、社員が少ない時はあまり気にな
らない、というよりもすんなりと業務をこなせるも
のですが、社員が増えてくると想定をはるかに超え
た大変さに見舞われてしまいます。
例えば、会社の業績が上がって毎月のように新入
社員が入社してくるようになったとしたら? それ
は、会社にとっては、この上もない喜びでしょうが、
実際にそれらの現象に関わる仕事をしているスタッ
フ、すなわち人事部の方や労務管理をされている方
々にとっては、会社が栄えて行くのと正比例して仕
事が増加して行きます。
社員のデータが分散して、あるいは重複してしま
い、人事労務の仕事は混乱状態に陥ります。何が正
しいのか分からなくなり、ミスに対する重圧も深ま
ってきます。それらの問題を解決するのが、この人
事労務フリーなのです!
【実際の活用特徴】
人事労務フリーの給与計算機能は、あなたに税金
や社会保険の知識がなくても簡単に使う事ができま
す。また、労働基準法で管理が義務付けられている
書類や、従業員の入社時や退社時などで官公庁に提
出が必要な申請関係などが、自動で作成できる人事
管理のソフトです。
つまり、労務業務の経験がない方から、現在労務
業務が煩雑でお困りの方までが利用できるというメ
リットと、面倒で複雑な人事労務にかかるコストを
削減できるというメリットがあります。
また、会計フリーをご利用中であれば、人事労務
フリー内の情報が、会計フリーへ連携しますので、
給与や役員報酬などの仕訳を、自動登録することも
可能となります。
【初期の設定】
このようなソフトは確かに便利なのですが、実際
に使いこなせるようになるまで、初期設定や必要デ
ータの入力等が多く、結構大変なんですよね。
しかし、人事労務フリーの内部設定は、考えてい
たほど大変ではないようです。
所在地設定と給与規定設定
はじめに事業所所在地の設定や、給与規定の設定
を行います。給与規定といっても難しいものではあ
りません。俗に言う、締め日、支払日や会社の休み
とする曜日や営業時間などを選ぶだけです。
ちなみに締め日、支払日ですが、社員やアルバイ
トなどで、締め日、支払日が異なり、また、締め日
は同じでも支払日が違うという場合、グルーピング
することができます。
締め日、支払日をグルーピングしたら、各グルー
プごとで休日と勤務時間、または割り増し賃金の設
定などができるようになっています。
勤務時間については、あくまでも会社の規定とい
う意味合いであり、従業員ごとに勤務の時間帯が異
なる場合は、のちほど個々に設定できます。
健康保険と厚生年金設定
続いて健康保険、厚生年金です。あなたの事業所
近くの年金事務所で加入されてきた協会健保の場合、
プルダウンで会社の所在地を選ぶだけで料率を自動
更新します。従って、保険料率の更新を気にするこ
となく、毎月正しい計算結果が得られるようになっ
ています。
これらは、画面の説明書きを読みながら、プルダ
ウンで該当項目を選んだり、チェックを付けたり、
給与規定の設定を済まし、従業員の登録に入ります。
【従業員登録と活用方法】
次は、従業員の登録方法と活用方法です。
人事労務フリーに従業員を追加する方法は、従業
員自身に直接情報を入力してもらう方法と、管理者
が入力する方法とがあります。
従業員追加ボタンをクリックすると、従業員の入
社日や生年月日、給料形態や基本給など、基本情報
の入力ができます。
なお、本人を招待し詳細を入力してもらえますか、
という欄で、従業員を招待することによって、その
従業員の住所や家族の情報、マイナンバーの登録な
ど、個人的な情報を従業員に入力してもらえます。
従って、人事管理の担当を新たに雇用することな
く、たとえ従業員数が増えたそしても、管理者の作
業効率が下がるようなことはないのです。
招待された従業員は、その従業員自身のシフト管
理、給料明細や源泉徴収票の閲覧など、個々で必要
な情報を管理できます。
これによって、一元化した人事データベースとし
て管理の効率化が実現可能となるのです。
このように、従業員アカウントの活用こそが、
会社にとっての最適なバックオフィス
(事務処理部門)体制を実現して行く
ことにつながります。
そして従業員の登録が完了すると、従業員一覧に
名前が表示されるようになります。さらに、その従
業員をクリックすることによって、いつでも従業員
情報の確認や、公休や昇給、手当などがあった場合
の編集作業をすることができます。つまり、会社で
管理すべき労働者名簿の作成が可能となるわけです。
なお、給料の金額にかかわる情報は、管理者権限
を持っている人のみが編集可能となります。
【勤怠管理】
人事労務フリーに従業員を登録し終わると、
「勤怠」という画面から従業員の勤務時間や勤務日
数の登録をすることができます。
従業員の名前をクリックすると、紐づいている月
ごとのカレンダーに、日にちごとで就業時間、休憩
時間、必要なメモを入力することができます。
もし、既に他社のタイムカードを導入している事
業所においては、従業員名の右側にある直接編集と
いう中から、1か月分の出勤日数や労働時間、残業
時間をいっぺんに入力することもできるようになっ
ています。
また、他社タイムカードから集計した勤怠データ
をCSVファイルなどに変換することが出来る場合に
は、インポートという機能を使って、他社の勤怠管
理サービスで入力した勤怠データを、この人事労務
フリーに、いっぺんに取り込むことが可能です。
この機能で、勤怠情報入力の手間を省き、入力ミ
スも防げるため、給料計算事務をさらに効率化する
ことができるのです。
これら数パターンの勤怠入力作業ですが、招待し
ている従業員が入力できるのは、カレンダー方式の
みとなっています。また、従業員みずからの入力を
希望しない時は、セルフ入力を不可とすることもで
きます。
【有給管理】
有給休暇の管理については、まず、付与したい日
数と付与日を設定します。すると付与した年月日に
自動で有給休暇の付与が行われ、また、有給消化期
限も自動で計算されてきます。
付与日自体は、労働法令の観点から自動計算され
ません。
なお、有給休暇が付与された後の消化方法として
は、勤怠入力画面のカレンダー方式から、有給また
は半休というように選択することができます。
また、消化された有給休暇については、同じく勤
怠管理画面で、有給取得日数および有給残日数とし
て計上されますので、そちらで確認することが可能
です。
【給与明細(確定・発行)】
基本的には従業員の登録がしっかりとされていて、
勤怠の情報が入力されていれば、毎月、自動的に給
料計算が完了した状態で出てきます。
また、個々の計算結果の確認もでき、給与明細に
メモやメッセージを入力することも可能です。
なお、給料明細を確定するというボタンをクリッ
クすると、メールで招待している従業員に、直接給
与の確定を知らせることが出来ます。
さらに、利用中の会計フリーへの給与の仕訳の登
録、各従業員の給料明細のプリント、そして同時に
労働法令上管理が義務付けられている賃金台帳など
の法定帳簿の作成、これらの作業をワンクリックで
完結することができますので、毎月の労務事務に対
して時間を費やす必要はありません。
このように給料明細を確定しますと、明細が発行
されます。明細を発行する場合、各従業員の名前の
ところをクリックし、ダウンロードというボタンを
押して、給料明細のプリントアウトをすることが出
来ます。
【書 類】
明細を確定したデータは、書類メニューの中にす
べて反映してくる仕様となっていますので、インタ
ーネットバンキングなどの給与の振込に利用する、
全銀フォーマット、
従業員から預かった源泉所得税を税務署に収める際
に使用する
所得税徴収高計算書、
労働基準法で3年間の管理が義務付けられている
法定帳簿、
そして社会保険の更新時に年金事務所等に提出する
算定基礎届け
など、完成済みの書類を、必要に応じて印刷するこ
とができるのです。
これは、労働基準監督署の監査対策などに備える
ことが可能になる、ということです。
なお、すべてクラウドベースで管理ができるので、
紙管理やエクセル管理と比べると、
データ紛失に備えることができ、
管理体制として場所を選ばず、
労働法令に厳守した対応を、
リアルタイムで行えるようになります。
【年末調整】
年末調整も同様に、年間受け取った給与の金額を
合算して自動的に計算を済ましてくれます。
なお、年の途中で入社した従業員の前職での源泉
徴収票や、年の途中から人事労務フリーを始めた場
合であっても、手修正で合算金額の調整を行うこと
ができますので、安心です。
また、ここでも招待している従業員に対して、自
身の生命保険料の金額や地震保険料の金額などの入
力を依頼することができますので、管理者が全員分
の情報を集めなくとも、簡単に必要な情報収集が可
能となっています。
収集された情報を基に年末調整が完了すると、各
従業員の源泉徴収票や、事業所が市区町村役場に提
出すべき給与支払報告書などが、ワンクリックで出
てきます。
面倒なイメージが強い年末調整も、これら書類を
郵送、または窓口に直接持って行けば、簡単に完結
します。
【マイナンバー管理】
2016年度より始まったマイナンバー法に伴い、人
事労務フリーでは、マイナンバー法に対応した管理
もできます。
人事労務フリー内で、従業員を招待していただく
ことによって、従業員みずからマイナンバーの登録
を行うことができますし、紙で管理する漏洩リスク
を管理者で持たず、高いセキュリティレベルの中で、
収集、保管、管理、破棄が可能となります。
また、マイナンバーの登録ができれば、会計フリー、
人事労務フリーでマイナンバーを記載する必要がある
書類に自動で記載をしてくれます。
なお、法律上では、マイナンバーの使用履歴を管
理簿に残すことが義務となってますが、フリーに登
録しておくと、いつどのような書類の作成のために
マイナンバーを閲覧、使用したか、履歴を残してお
くため、マイナンバーの管理を作成する手間も省け、
管理作業を効率化することができます。
以上が人事労務フリーの流れとなります。
【アラート機能】
なお、人事労務フリーは、労務業務に漏れが生じ
ないように、ホーム画面に毎月やることや時期によ
っておこなうべき作業のアラートが、しっかりと出
てきます。
従って、労務作業が初めての方でも、安心して使
うことができるのです。
【プランと料金】
人事労務フリーには、事業に合わせたプランが
2つ存在します。
今回あなたと一緒に見てきたのは、計算業務中心
のライトプランです。さらに人事労務の作業を重視
したビジネスプランというものもあります。
ビジネスプランは、ライトプランの項目のほかに、
従業員の入社時、退社時の書類作成、勤怠のタイム
カード機能、人事マスター、そして電話サポートが
加えられたプランとなります。
まず、入社時の手続きですが、通常であれば社労
士など専門家が代行することの多い、健康保険、厚
生年金、被保険者資格取得届けや、住民税、特別徴
収切り替え申請書、また従業員さんが退職した際の
離職票など、
約20種類近くの書類を自動で作成する
ことが可能です。
勤怠のタイムカード機能については、招待をされ
た従業員ごとにフリー上で出勤ボタンや退勤ボタン
を押すことによって、フリーの中で打刻の機能が利
用でき、また不正防止のために、どこで打刻された
か位置情報を確認することが可能となっています。
なお、電話サポートについては、ライトプラン利
用ユーザーで電話サポートのみ欲しい、という方に
は、有料で、電話サポートオプションの追加も可能
となります。
【ま と め】
私も以前経理の仕事をしている時に、フリーのソ
フトを使わせて頂いておりました。
それ以前には、公認会計士にお願いする一方で、
他の会計ソフトを使用していました。
フリーを含め3つの会計ソフトを使用した経験か
ら、私の意見ですが、このフリーのソフトは、経理
にあまり詳しくない方でも、楽に入って行けると思
います。
そして何よりも一番良かったのが、サポート面で
すね。様々な相談に乗って頂きましたし、その解決
策も具体的で端的に示してもらいました。
問題に対する解決策などは、常任の公認会計士の
意見よりも、偏らずに処理できるという長所もある
と思います。
そして無料で使わせて頂けることもできますので、
人事労務管理のソフトをお考えならば、是非一度試
してみて下さい。
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